そもそも依存症とは何なのでしょうか?
依存症とは『生き方の病』とも呼ばれています。ストレス社会とも呼ばれる現代において、いったいどれほどの人が、寂しい気持ちを抱えて生きているのでしょうか?
情報化社会の進歩に伴う地域社会の崩壊。SNSなどのソーシャルネットワークの発展する一方で、人と人のリアルなつながりは希薄なになり、地域にも職場にも、家族にさえ『自分の存在を認めてくれる場』というものが少なくなってきているように思います。
辛い気持ちや不安に押しつぶされそうになって、何かに頼ってすがりつきたくなる気持ちは誰にでもあるものではないでしょうか。
ですが、それも行き過ぎれば生活を破壊し、心も病み、身体を蝕み、周囲に迷惑をかけてしまいます。
それが『依存症』です。
しかし、いまだ『依存症』は歪んだ性格による結果と決めつける医療機関も少なくありません。
医師の先生にも心理療法を学んでいる方はいますが、現状の医療制度では医者が十分に話を聴く時間を取り、適切なかかわり方をしていくのは難しいでしょう。また、時間があっても、心理カウンセリングや心理療法を専門技術として持っている医師は少ないのが現状です。
依存症は医者泣かせの病気とも言われています。本人の自覚と意思がない限り回復は望めないと、一般的には言われているからです。ですので、それらがこじれる前にその正体に気づき、生活を立て直していくのは大切なことだと思います。
禁酒カウンセリング tender~テンダーのホームページでは物質依存の中でも、主にアルコール依存症の情報を中心に掲載しております。
1~4では依存症とは何かについて軽く触れています。
5~9では物質依存症、とくにアルコール依存症について詳しく触れています。
10~13ではストレスやその対策について触れています。
1.ふたつの依存
2.依存する心
3.依存症とは
4.増加する背景
5.物質依存症の心理
6.物質依存症の仕組み
7.アルコール依存症➀
8.アルコール依存症➁
9.アルコール依存症➂
10.回復へのルート
11.健康的な依存、よい依存へ
12.ストレスの存在と、程度に気づく
13.自分で自分をヒーリングしてあげる